課題名 | カミキリムシ類等鞘翅目昆虫の行動制御因子の解明(50) |
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課題番号 | 1997003485 |
研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研) |
研究分担 |
生体情報・行動調節研(東京大学) |
研究期間 | 延H06~H10 |
年度 | 1997 |
摘要 | キボシカミキリやゴマダラカミキリの性フェロモンを利用した防除手段開発を可能にするため、ゴマダラカミキリについて性フェロモン活性成分の解明を試みた。供試虫は果樹試興津支場と大分県柑橘試、沖縄農試などで採集し、温州みかんの枝や人工飼料で飼育した。、俵型ガラス片(直径12mm、長さ2cm)に抽出物を塗布して雄に触れさせる生物検定法を開発し性フェロモン活性を検討した。この検定法により雌成虫の鞘翅の抽出液から活性画分を得、質量スペクトルから活性成分の化学構造を推定した。そのうち2つの成分を有機合成したところ、雌抽出物に比較するとかなり低かったが、それぞれ単独で雄成虫に典型的な前交尾行動である腹曲げ行動を解発する活性が認められた。 |
カテゴリ | 病害虫 温州みかん 性フェロモン 生物検定法 防除 |