課題名 | 越年原原蚕種の早春孵化特性(148) |
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課題番号 | 1997003603 |
研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研) |
研究分担 |
生産技術・蚕種製造研 |
研究期間 | 完H04~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 全齢人工飼料育による通年蚕飼育技術の確立のためには、蚕種の通年孵化技術が必要である。桑葉育で必要とされる5月から10月までの孵化技術は既に完成されているが、1月~4月の早春蚕期用の孵化歩合には問題が残っている。従って、この時期における孵化技術の改良を目的として試験を行い、各品種の孵化特性を調査した。種洗い後の5℃冷蔵期間を20日又は40日とした場合、3月~4月に孵化歩合が低下する品種が見られた。一方、種洗い後、直ちに2.5℃に冷蔵した場合、4月に孵化歩合のやや低下する品種はあったものの、総じて3月~4月の孵化歩合は良好であった。しかし、一部の品種において1月の孵化歩合が極端に低い値を示す年があるため、この方法を標準的な技術として採用することには問題があるものと考えられる。得られた成果は蚕種製造業務において活用する。 |
カテゴリ | 桑 効率的生産技術 飼育技術 品種 |