課題名 | 野菜中のラジカルスカベンジャーに関する研究(255) |
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課題番号 | 1997001795 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
生理生態・品質解析研 |
研究期間 | 完H06~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 野菜類のラジカル捕捉活性あるいは抗酸化活性を迅速評価する手法を開発し、種々の野菜(21種)について評価を行った。リノール酸エマルジョンによる抗酸化活性の評価では、エタノール抽出液が酸化促進作用を示す野菜が約半数あり、その原因はアスコルビン酸と金属イオンの共存であることが示唆された。リノール酸系と一枚膜リポソーム系でのラジカル捕捉活性にはある程度の相関が認められ、アオシソ、パセリ、モロヘイヤ、ニガウリが特に高い活性を示した。一枚膜リポソーム系では活性の時間的変化も評価が可能であり、ある時点で活性が低下するアスコルビン酸型、活性が長時間持続するポリフェノール型に分類できた。今後、動物実験等により生体内での活性発現を検討する必要がある。 |
カテゴリ | 機能性 しそ にがうり パセリ 評価法 モロヘイヤ |