課題名 |
洪水抑止のための効率的水位調節技術の開発 |
課題番号 |
1997002059 |
研究機関名 |
農業工学研究所(農工研)
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研究分担 |
水工・水源研水路工研
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研究期間 |
新H08~H10 |
年度 |
1997 |
摘要 |
ため池は古来からの施設であり、その洪水吐(増水時の水位調節用流路)も含め老朽化が進んでいる。このため、増水時の安全度を十分高めた改修が望まれている。この際、ため池はその総数が莫大であることから一個当たりの改修コストの抑制が要求される。本研究では、ため池の現地条件に適合した低コスト・高効率な洪水吐構造やそれに対応した水理設計手法を開発することを目的とする。8年度は、新形状の低コスト化(簡易)洪水吐構造の実験模型製作・実験諸元の設定・実験計画の立案を行い、また貯留効果算定の基礎データ収集のため、現地ため池に観測機器を敷設する。9年度は、新形状洪水吐構造の流況・放流特性の解明と貯留計算法の試案作成を行う。さらに10年度で新形状の洪水吐構造の水理設計手法の確立と貯留計算法の改良・検証を行う。なお、8年度の実行内容は、ラビリンス堰・立坑式洪水吐の実験模型製作と流況検討、現地ため池の貯水位変動データ収集であった。本研究成果は国・県・団体営事業に適用されることとなる。
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カテゴリ |
管理技術
コスト
水位調節
低コスト
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