課題名 |
漁港構造物の施工管理システムの開発(34) |
課題番号 |
1997005966 |
研究機関名 |
水産工学研究所(水工研)
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研究分担 |
水産土木・港施研
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研究期間 |
完H01~H08 |
年度 |
1997 |
摘要 |
既存の施工法及び設計法では施工に不安が残る、漁港構造物の大規模化、特殊断面化、施工の大水深化、大量化などに対処するため、現地と密着した確実な施工が行える施工管理システムを開発した。開発した施工管理システムは、■施工現場の地盤、構造物の施工過程を数値シミュレーションにより予測して、施工管理上で必要な要件である現地の挙動(地盤及び構造物の変位、土圧、間隙水圧など)を図化し、これをもとに施工の安全度に関して、i)安定、ii)疑似危険、iii)危険、の判断を示す施工管理図を作成する、■着目した挙動を施工中に現地で計測し、施工管理図にプロットして計算結果と比較し、工事の安全度を把握する、■i)~iii)の安全度に対してあらかじめ決定しているi’)工事遂行、ii’)状況を見ながら慎重に遂行、iii’)工事停止などの対策を取る。本施工管理システムは、長崎漁港の南防波堤の急速施工や愛媛県睦月漁港、福井県鹿波漁港の連れ込み沈下対策工などに適用され、安全な施工と工期の短縮にも寄与できる事が分かった。
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カテゴリ |
管理技術
管理システム
大規模化
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