課題名 |
黒潮周辺海域における低次生物生産機構の解明(35) |
課題番号 |
1997005428 |
研究機関名 |
中央水産研究所(中央水研)
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研究分担 |
海洋生産・低次生産研
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研究期間 |
継H06~H10 |
年度 |
1997 |
摘要 |
8年度は太平洋中区黒潮およびその周辺海域で6~8年の3年間に得られたメソ動物プランクトン現存量のデータをまとめ、当海域におけるメソ動物プランクトン現存量水準の平均的な季節変動傾向を把握することを目的とした。内側域、黒潮フロント域、黒潮域、外側域のいずれの海域でも4月にカイアシ類を中心とするメソ動物プランクトン現存量のピークがみとめられ、春季ブルームによる高い基礎生産産物を利用してカイアシ類が活発に再生産を行った結果であると推察された。外側域では、それ以外の季節の現存量水準は低く安定していた。黒潮域では、夏季に外側域なみに低下した。沿岸水域や黒潮フロント水域では黒潮域や外側域に比較して全体的に高い水準に維持されていて、3年間のデータでは季節変動傾向をとらえることはできなかった。さらにデータを蓄積する必要がある。9年度は黒潮とその周辺海域で、5、7、1、2月にデータを取得する。
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カテゴリ |
管理技術
季節変動
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