黒潮域におけるカイアシ類の環境変動に対する生理的応答

課題名 黒潮域におけるカイアシ類の環境変動に対する生理的応答
課題番号 1997005430
研究機関名 中央水産研究所(中央水研)
研究分担 海洋生産・低次生産研
研究期間 新H09~H11
年度 1997
摘要 気候変動がプランクトン生態系に影響し、さらに浮魚類の資源量に影響する可能性が指摘されている。サンマの冬生まれ群は黒潮および亜熱帯水域で生れ、冬季~春季に黒潮および続流域の小型カイアシ類を餌料として利用する。サンマ仔稚魚の餌料となる小型プランクトン量の多寡はサンマ資源に影響をおよぼすとされている。本課題は冬春季の黒潮および続流域の小型カイアシ類群集中で重要な種類を把握し、種々の環境要因への小型カイアシ類の生理的な応答を評価し、再生産力と環境との関係を解明するものである。これにより、プロジェクト研究「太平洋漁業資源」の中で開発が期待される黒潮域のサンマ仔魚期の餌料プランクトン現存量変動モデルに組込むべき環境要因が明らかになる。9年度は、現場海域の小型カイアシ類の産卵活性の指標として有効な雌成体の核酸比ならびにRNA量の測定について、試料の大量処理方法を確立する。また、春季続流域における小型カイアシ類群集中で優占する種の把握とその分布特性を解明する。
カテゴリ 亜熱帯 管理技術 むべ

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