課題名 |
黒潮続流域を通した亜熱帯海域への中層水輸送に関する研究 |
課題番号 |
1997005445 |
研究機関名 |
中央水産研究所(中央水研)
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研究分担 |
海洋生産・変動研
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研究期間 |
新H09~H11 |
年度 |
1997 |
摘要 |
北太平洋中層水は、黒潮続流を横切って混合水域から亜熱帯水域に流出する部分と、混合水域を東へ流れていく部分があるとされている。しかしながら、その形成・変質・展開過程における定量的な実態把握は不十分であり、季節変動については、定性的にすら統一像を描けるまでには至っていない。特に亜表層では、黒潮続流域を横切って低温・低塩分の水塊が亜寒帯域から亜熱帯海域へ輸送されていると考えられているが、その輸送過程については実態が明らかになっていない。そこで、SEASOAR(曳航昇降型CTDO)を用いて混合水域~黒潮続流フロント域における水温・塩分・溶存酸素量の精密観測を行う。あわせて、ADCP(多層式超音波ドップラー流速計)による測流を行う。これらの調査から、中層水の流量、熱・塩分・酸素輸送量の定量的な把握を行う。10年度に予定しているSEASOARによる混合水域~黒潮続流域調査の予備調査として9年度は黒潮続流域における水温・塩分・溶存酸素等の断面調査を行う。
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カテゴリ |
亜熱帯
管理技術
季節変動
輸送
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