課題名 | 食物中の抗アレルギー成分の解明(107) |
---|---|
課題番号 | 1997002971 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
作物開発・品質評価研 |
研究期間 | 継H05~H10 |
年度 | 1997 |
摘要 | アラキドン酸の5-リポキシゲナーゼ及び12-リポキシゲナーゼによる代謝産物は、アレルギー反応や炎症において化学伝達物質として作用するため、これらの酵素活性を阻害するものはアレルギーの予防・改善に有効であると期待される。リポキシゲナーゼを阻害するオリーブ成分である3,4-ジヒドロキシフェニルエタノールは無傷の血小板、多形核白血球を用いてもそれぞれの細胞内の5-、12-リポキシゲナーゼを阻害することから、細胞膜を通過して阻害作用を示すことが分かった。一方、エゴマ種子抽出物にも強い両リポキシゲナーゼ阻害作用を見いだした。そこで、活性成分を精製し構造解析を行ったところ、ルテオリンとロスマリン酸メチルが主要な成分であることが分かった。 |
カテゴリ | えごま オリーブ 機能性 |