課題名 | 農産物の健康機能性の評価(108) |
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課題番号 | 1997002972 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
作物開発・品質評価研 |
研究期間 | 継H07~H09 |
年度 | 1997 |
摘要 | 生体内の糖・脂質代謝を活発にして糖尿病や高脂血症を改善する作用を農産物中に見いだす目的で、前駆脂肪細胞を用いてその脂肪細胞への分化に及ぼす農産物の影響を評価した。ニンジン、パセリ、米などの抽出物は前駆脂肪細胞の分化を促進する作用のあることが分かった。この中でも活性の強かったニンジンについて活性成分を精製し構造解析を行ったところβ-カロテンであった。β-カロテンについては既に分化を阻害する逆の作用が報告されている。しかし、阻害作用はデキサメタゾン、メチルイソブチルキサンチン、インスリンの3種類の試薬を共存させた培地で培養したときの現象であり、通常培地やインスリンのみの添加培地においては分化を強く促進させることが分かった。 |
カテゴリ | 機能性 にんじん パセリ |