課題名 | 根圏環境制御による野菜の品質向上技術の開発(102) |
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課題番号 | 1997002985 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
作物開発・野菜花き研 |
研究期間 | 完H05~H09 |
年度 | 1997 |
摘要 | トマトの品質向上を図るため、培養液への食塩添加の影響を検討した。食塩添加により2度程度の果実糖度上昇を確認できたが、生理障害果の発生が多くなった。そこで夜間給液を行い、培養液への食塩添加濃度を1,000ppm、2,000ppmの2段階にし、さらに、2,000ppmについては夜間給液時の培養液にのみ食塩を添加する方法を検討した。その結果、夜間給液により生理障害果は減少したが、糖度の上昇は小さくなり、特に夜間給液時のみ食塩を添加した区で最も小さくなった。昼夜給液の2,000ppm区では糖度の上昇が昼給液区に近く、しかも障害果の発生が減少したことから、夜間給液と食塩添加濃度の工夫で品質と収量をある程度制御できると考えられた。この結果、当初の目標を達成したので繰り上げて完了する。 |
カテゴリ | 環境制御 機能性 障害果 生理障害 トマト |