課題名 | タバココナジラミの系統による増殖機構の差異(75) |
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課題番号 | 1997003014 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
作物開発・病虫害研(上席2) |
研究期間 | 完H06~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | タバココナジラミの3系統(新系統、在来系統、沖繩在来系統)について、セイタカワダチソウ葉で飼育し、その交尾授精能力等を調査した。近年施設野菜などで大きな被害を与えている新系統は、孵化率、卵期間、羽化までに要する日数及び成虫寿命で他系統より優れる。雌成虫の雌卵産生能力は交尾処理直後に高く以後暫減し、また、処理時の雄の比率が低いほど早く減少するが、長命個体が増加する。性比が等しい処理の場合には新系統では交尾後約3週間で精子を消費するが、他の系統では寿命が短いこともあって2週間前後と短い。したがって、新系統(シルバーリーフコナジラミ)では、他の在来系統と比較し、雌は長命で、雄が一定期間内に複数の雌との交尾受精する能力も高いといえる。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 機能性 生物的防除 タバココナジラミ 防除 |