課題名 | 収量成立過程を考慮した生育予測・作柄診断モデル(121) |
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課題番号 | 1997002395 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
総合研究地域基盤・総研4(上席) |
研究期間 | 継H08~H12 |
年度 | 1997 |
摘要 | 収量成立過程における低温の影響を調べるために、温度勾配温室や水温勾配水田を用いて幼穂の発育、出穂の遅延や障害不稔の発生程度等の調査・解析を行った。温度勾配温室の気温は入口と出口で約7度の違いがあり、その間でほぼ直線的な温度傾斜をつくることができる。この温度傾斜のなかに、障害不稔の限界気温が含まれ、出穂の遅延や障害不稔発生率の異なるイネを作出できる。水温勾配水田は水口と水尻水温に約2度の違いがあり、その間でほぼ直線的な水温傾斜をつくることができ、障害不稔の発生限界水温が含まれ、出穂の遅延や障害不稔発生の異なるイネを作出できる。したがって、温度勾配温室や水温勾配水田は出穂遅延や不稔発生などの冷温障害の発生を再現するのに有効な施設であることが確認できた。 |
カテゴリ | 水田 生育予測 凍害 |