課題名 |
牧草類の多面的利用-牧草根による風化重粘土壌改良効果の検討-(244) |
課題番号 |
1997002552 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試)
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研究分担 |
草地・飼料作物研
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研究期間 |
単H08~H08 |
年度 |
1997 |
摘要 |
野菜等の栽培に不適な重粘土壌の改良に、前作として牧草栽培の導入の可能性を明らかにするため、ペレニアルライグラス、トールフェスク、ソルガム、ギニアグラスを作付し、その後の土壌等を調査した。これらの草種のうち、耕土層の硬度が最も大きく低下したのはペレニアルライグラスであった。また水の現場浸透速度は、一定時間経過後はペレニアルライグラス区が無作付区より速い速度で安定した。牧草の後作としてチンゲンサイを播種し収量等の調査を行ったが、圃場内の土壌EC等のむらが大きく、明確な差は得られなかった。以上の結果から、増収量効果は得られなかったが、牧草を前作として作付することにより土壌の物理性を改善することができる。今回は単年度短期間の調査であり、化学性等の改善効果も今後検討する必要がある。本成果は学会等に発表予定。
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カテゴリ |
飼料作物
ソルガム
中山間地域
チンゲンサイ
土壌改良
肉牛
播種
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