課題名 |
スギノアカネトラカミキリの性フェロモンを利用した簡易型トラップの開発(623) |
課題番号 |
1998005079 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
東北・昆虫研
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研究期間 |
継H09~H13 |
年度 |
1998 |
摘要 |
合成性フェロモンとアカネコ-ルを組み合わせると、アカネコ-ル単独に比べ、雌成虫の捕獲数は2倍以上に増加した。合成性フェロモンの量は100mgであったが、今回の保持体で用いた場合,近距離では雌成虫を誘引できることが示された。総誘殺雌数59頭の内、未交尾の雌成虫は1頭のみでフェロモン+アカネコ-ル区において誘殺された。フェロモンのみに誘引された個体は5頭のみで、すべて既交尾であった。誘殺既交尾雌成虫の平均成熟卵数および平均蔵卵数は、それぞれ未交尾雌の1/5、7/10であった。誘殺開始時期はフェロモン区、フェロモン+アカネコ-ル区ではアカネコ-ル区に比べ2週間早くなった。フェロモンを用いると、アカネコール単独より誘殺開始時期が早くなるのは、この時期の雌成虫はまだ訪花性が弱く、花の芳香成分よりもフェロモンに対する反応の方が強いためと考えられた。
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カテゴリ |
経営管理
性フェロモン
フェロモン
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