課題名 |
リスクマネジメントを取り入れた森林経営の確立(658) |
課題番号 |
1998005111 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
林業経営・生産シス研
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研究期間 |
完H05~H09 |
年度 |
1998 |
摘要 |
病虫獣害、火災は新植面積と供に減少している。気象災害は偶発的に発生しており、被害の主要素となっている。このうち、雪害は発生頻度が高く、被害量も最大であることから、その経済的影響評価のために、スギ人工林経営についてシミュレーションを行った。土地期望価の算出・比較を行った結果、間伐型では、長伐期有利となる場合があったが、共倒れ型では、期望価の減少量が大きく、短伐期有利となった。すなわち、長伐期経営の条件は、高齢級林分の被害率が小さいこと、共倒れしにくい林分であることの二つである。次に、民有人工林の齢級別被害率を推計したが、雪害では低齢級で高く、高齢級では低いが、風害は高齢級ほど被災率が高い。凍害と干害は、■齢級までは高いが、以後の被災率は小さい。火災・水害のリスクは小さい。また、植栽後の50年間、さらには、30年生の人工林の今後30年間に気象災害にあう確率はそれぞれ11.7%、3.5%と推計された。(5-2-1)
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カテゴリ |
管理技術
管理システム
経営管理
中山間地域
凍害
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