課題名 | 常緑広葉樹林におけるシードレインの分布パターン(779) |
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課題番号 | 1998005213 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
九州・暖帯研 |
研究期間 | 継H08~H10 |
年度 | 1998 |
摘要 | 当年度は散布手段不明のムクロジを対象にシードレインの特性を検討した。ムクロジ果実は散布器官をもたないため、種子の大部分は母樹樹冠下から10m以内に落下した。しかし、実生の分布には母樹からやや分散する傾向がみられ、母樹下に落ちた種子の一部が動物によって近距離二次散布されていると判断される。ムクロジ実生の生存率は、親個体から近距離離脱しても変わらなかった。ムクロジが遠距離の移住や広範囲の待ちによる更新戦略をとることは難しく、主に母樹から数十mの範囲内に形成する稚樹バンクによって更新すると考えられる。 |
カテゴリ | 亜熱帯 管理技術 |