課題名 | 野生イネの持つストレス耐性遺伝子の栽培イネへの導入 |
---|---|
課題番号 | 1998002774 |
研究機関名 |
北陸農業試験場(北陸農試) |
研究分担 |
地域基盤・物質代謝研 |
研究期間 | 完H09~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | 熱帯原産の稲は強光条件を好み、寡日照環境下では十分な生育が得られない。一方野生イネの中には、寡照条件に適応しているものがあり、寡照耐性の遺伝資源として注目されている。弱光適応の野生イネO.meyerianaを用いて、寡照耐性に最も関係すると思われる集光性アンテナ色素蛋白質と集光能力に差があるかどうかを調べた。O.meyerianaと栽培稲の光・光合成曲線を比較したところ、O.meyerianaは典型的な弱光適応性を示した。O.meyerianaと栽培稲及び他の野生稲のクロロフィル蛋白の組成を調べたところ、O.meyerianaのLHC-IIのアポ蛋白の分子量が分子量がわずかに異なっており、これが低照度下での光捕集反応に関与しているものと推定された。 |
カテゴリ | 遺伝資源 水稲 低コスト 光条件 良食味 |