課題名 | 熱帯・亜熱帯島嶼部の作物生育阻害要因の解明(10) |
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課題番号 | 1998004123 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ) |
研究分担 |
沖縄(上席) |
研究期間 | 継H09~H13 |
年度 | 1998 |
摘要 | 熱帯・亜熱帯島嶼部における固有の作物の生育阻害要因について発生要因等を解明し、被害軽減法の策定に資する。9年度は、フィリピンにおける水稲塩害の実態調査を行った。パナイ島北部のロハス市およびパナイ町では1984年の台風以来川が堰き止められ、周辺1490haの水田が塩害を受けている。農家の多くは、耐塩性を有するが低収の品種よりも、投機的に塩害に弱い多収性の品種を栽培している。これは生育の初期に塩害が発生しても、その後の降雨が多い場合には5t/haの収量が期待できるからである。現地での耕種的被害軽減法としては、淡水による塩分除去、海水の進入阻止、降雨を期待する、耐塩性品種の導入等が挙げられた。 |
カテゴリ | 亜熱帯 水田 水稲 多収性 品種 |