課題名 |
メコンデルタ地域の水稲直播栽培における雑草イネの発生状況と生態解明 |
課題番号 |
1998004149 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ)
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研究分担 |
生産利用(東北農試部長)
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研究期間 |
単H09~H09 |
年度 |
1998 |
摘要 |
メコンデルタ地域で1994年以降に問題となっている雑草イネの防除対策を策定するために、特に雑草イネの発生が深刻となっているLong An県とBinh Thuan県の農家を対象に、雑草イネの発生状況と水稲栽培法に関する聞き取り調査を行った。その結果、1996年以降も水稲単作を継続している水田のうち夏-秋作に乾田直播栽培を実施している水田では雑草イネが増加している場合が多かった。3期作水田では、収穫後が乾燥(乾期)あるいは深水状態(雨期)となるために、収穫後の耕耘による雑草イネ防除効果は小さいと考えられた。一部の地域では、3期作から2期作に戻して潤土栽培あるいは移植栽培を実施することによって、雑草イネの発生を抑えていた。潤土直播栽培のみを行ってきた農家は、水稲品種を頻繁に更新して混ざりのない種籾を使用することにより雑草イネの発生を防ぐことができると考える傾向があった。マングビーン等の畑作物を作付体系に組み入れて、水稲作付期間における雑草イネの発生を減らすことができた事例もみられた。雑草イネの形態的特徴はマレーシアの雑草イネとほぼ同じであったが、メコンデルタでは着色果皮をもった雑草イネ(red rice)が多く、赤米の混入による品質低下が大きな問題となっていた。
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カテゴリ |
病害虫
乾燥
乾田直播
栽培技術
雑草イネ
直播栽培
水田
水稲
品種
防除
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