課題名 |
熱帯・亜熱帯植物に発生するウイルス病の農作物への影響(49) |
課題番号 |
1998004173 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ)
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研究分担 |
沖縄・作物保護研
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研究期間 |
継H07~H11 |
年度 |
1998 |
摘要 |
沖縄県石垣市のナス科植物に発生するジャガイモYウイルス(PVY)の調査を行った。その結果、PVY抗血清と反応するウイルスを庭木のフサナリツルナスビから1株、タバコから3株、トマトから1株、ジャガイモから1株の計6株得て、それぞれSOL1からSOL6まで番号をつけ、性質の比較を行った。その結果、すべて長さ約730nmのひも状ウイルスで,管状封入体(CI)があり、タバコ,ペチュニアなど多くのナス科植物に全身感染,Chenopodium amaranticolor,C.quinoaに局部感染し、モモアカアブラムシとワタアブラムシによって非永続伝染し、また物理的性質も似通っていた。しかし、タバコのSOL4だけはほかの5株と違ってDatura stramoniumに感染し、粒子の外被タンパク質と細胞質内封入体の分子量がそれぞれ30KD,70KDであり他の34KD,67KDとは異なった。諸性質からS0L1,2,3,5,6をPVYと同定したが、SOL4は研究中である。フサナリツルナスビは一年を通じて生育することから、PVYの伝染源のひとつと考えられる。
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カテゴリ |
病害虫
亜熱帯
たばこ
つるな
トマト
なす
ばれいしょ
ペチュニア
防除
わた
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