| 課題名 |
環境ストレスに対するシロイヌナズナのerd1遺伝子の発現機構の解析(149) |
| 課題番号 |
1998004267 |
| 研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ)
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| 研究分担 |
生物資源(主研)
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| 研究期間 |
完H07~H09 |
| 年度 |
1998 |
| 摘要 |
シロイヌナズナの乾燥応答性遺伝子erd1の発現と機能について明らかにすることを目的に、ERD1タンパク質が植物細胞のどの器官に局在するか調べた。すなわちERD1タンパク質のN末端105アミノ酸部分の遺伝子をGFP遺伝子と融合してシロイヌナズナのプロトプラストに導入したところ、GFPによる蛍光が色素体に局在することが確認された。よってERD1タンパク質は葉緑体などの色素体に局在することが示唆された。さらにerd1遺伝子のプロモーターが、どのような環境シグナルに応答するかという点について調べた。すなわちerd1遺伝子プロモーターGUSキメラ遺伝子で形質転換したタバコにおいては、乾燥や高塩といった水ストレスだけでなく、老化組織においてもGUS活性が高かった。さらに人工的に老化を促進する暗処理によっても非常に強いGUS活性の誘導が見られ、この誘導は葉の老化を阻害する植物ホルモンであるサイトカイニンにより妨げられた。すなわち、erd1遺伝子プロモーターには水ストレス並びに老化応答性があることが示された。ERD1タンパク質はプロテアーゼ調節サブユニットに相同性が高いことから、ERD1は上記の条件において葉緑体内タンパク質を分解し、水ストレス耐性あるいは伸長組織に必要なアミノ酸を供給する機能がある可能性がある。
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| カテゴリ |
乾燥
たばこ
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