課題名 | 平成9年産ヒノヒカリにおける心白の発生様相の解明 |
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課題番号 | 1998003185 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試) |
研究分担 |
水田利用・栽培生理研 |
研究期間 | 単H09~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | 場内で様々な条件で栽培した「ヒノヒカリ」の心白発生率は6~42%の範囲内にあり、心白発生には出穂時期、1穂籾数の多少が影響を及ぼしていた。さらに心白発生率を穂別や着粒位置別にみると、強勢穎花での発生率が高く、弱勢穎花では低かった。以上のことから、9年産「ヒノヒカリ」に多発した心白粒は、弱勢穎花に発生する心白状乳白粒ではなく、強勢穎花に発生する酒米と同じタイプの心白粒で、その多発要因は、■出穂・開花後が日照に恵まれ強勢穎花へ潤沢に養分が供給され心白発現が促され、その後が一転して寡照となり澱粉集積が不活発となったこと、■1穂籾数が例年より少なく強勢穎花の割合が高かったことと判断した。 |
カテゴリ | 酒造好適米 水田 低コスト |