課題名 |
トールフェスクの早春・晩秋生長性品種の育成(148) |
課題番号 |
1998003239 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試)
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研究分担 |
草地・牧草育種研(上席)
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研究期間 |
継H08~H17 |
年度 |
1998 |
摘要 |
選抜栄養系を阿蘇圃場に移植した。放任受粉で採種したエコタイプごとの種子を阿蘇圃場に播種した。また、極早生品種育成のために、萌芽が早く早春の生育に優れる選抜19栄養系の多交配後代に、参考栄養系を加えた基礎集団を養成した。放任受粉で採種した系統の乾物収量は、ナンリョウOPが群を抜いて多収であり、エコタイプ間でも差がみられた。ポルトガルやスペインエコタイプの中にはサザンクロスOPより多収な系統があった。阿蘇での栄養系の評価では、地中海型の草勢はヨーロッパ型に比べると劣るものの、地中海型の中では相対的に優れているものもあった。極早生基礎集団の出穂期には40日以上の変異があった。後代のほとんどは4月上旬までに出穂期に達し、ナンリョウに比べて早生であった。また、春の草勢、夏枯れの程度、越夏後の草勢についても栄養系間に大きな変異があった。今後、地中海型の素材を含む育種は、総合的開発研究「自給飼料基盤」で行う。
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カテゴリ |
育種
受粉
飼料作物
播種
品種
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