課題名 |
リモートセンシングによる海洋モニタリング技術の確立 |
課題番号 |
1998005375 |
研究機関名 |
東北区水産研究所(東北水研)
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研究分担 |
海洋環境・海動態研生環研
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研究期間 |
新H09~H14 |
年度 |
1998 |
摘要 |
地球観測衛星により取得される水温と海色のデータを使用し、広域な海洋を反復してモニタリングする衛星計測技術を水産海洋学に応用するための研究を行う。特に、近年の10年間は海色衛星が継続して打ち上げられるため、これによって得られる植物プランクトン現存量を現場観測データと比較し、精度を高めるための研究を行い、海洋の生物生産量を把握するための研究に資することを目的とする。平成9年度は、ADEOS/OCTSのデータと調査船観測データを使用し、春季ブルーミングが海況変動の少ないところでは季節的なwarmingによる成層化により誘引され、この成層化が沿岸より沖合、南部海域より北部海域で遅れるため、ブルーミングも遅れることが示唆された。また、親潮前線域では、暖水塊やフロント等の影響による移流効果によって高クロロフィル水が輸送され、高密度域が形成されるものと考えられた。
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カテゴリ |
モニタリング
輸送
リモートセンシング
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