課題名 | 作物マイコプラズマ病発生における地域特性の解明(152) |
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課題番号 | 1998000169 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
病害虫防除・マイコ病研 |
研究期間 | 完H02~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | ファイトプラズマに起因する作物病害の発生は、近年の中山間地や水田転作への野菜・花きの導入に伴い、その発生も増加の傾向にある。特に、キマダラヒロヨコバイによって媒介されるファイトプラズマについて、宿主範囲及び16SリボソームRNA遺伝子の塩基配列を解析した。その結果、アズキ萎黄病など新たに3例がキマダラヒロヨコバイによって媒介されることを明らかにした。これらの新病害を含め、日本各地から分離された病原ファイトプラズマ12分離株は発生地域等による生物学的特性の差異は認められず、また16SリボソームRNA遺伝子の塩基配列は全く同一であり、系統分類学的にも各地で発生しているキマダラヒロヨコバイ媒介性ファイトプラズマは同一か非常に近縁であることが明らかとなった。 |
カテゴリ | 病害虫 あずき 萎黄病 害虫 管理技術 水田 中山間地域 |