課題名 |
アスペルギルス・タマリ類縁菌のマイコトキシン産生性 |
課題番号 |
1998003888 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研)
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研究分担 |
食品機能・健全性研
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研究期間 |
新H09~H10 |
年度 |
1998 |
摘要 |
食品の健全性を確保する見地から国内における毒素産生菌の存在の可能性を再検討した。その結果、アフラトキシン産生菌であるAsp.nomiusを日本国内で初めて茶園土壌及び蚕の糞から分離した菌の中から確認した。菌の同定には通常のコロニーの色、胞子の形状、生育温度等のほかITS1,5.8S rDNA,IST2,lsuの5’端から600残基程のrDNAのシークエンスを利用した。分離した菌のツァペック平板培地上でのコロニーは明るいオリーブ色からモスグリーンで、胞子の径は4.6μm程度でその表面は非常に粗であった。またDNAのシークエンスは基準菌株(NRRL13137)のそれと完全に一致した。これらの菌株は、アフラトキシンB1,B2,G1,G2及びこうじ酸を産生したが、サイクロピアゾン酸は産生しなかった。10年度はアフラトキシン非産生菌の関しての検討を進める。
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カテゴリ |
オリーブ
すぐり
茶
評価法
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