課題名 | 有機栽培野菜の特性評価 |
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課題番号 | 1998003973 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研) |
研究分担 |
素材利用・多水分研 |
研究期間 | 新H09~H12 |
年度 | 1998 |
摘要 | 有機栽培野菜の生産、流通が増加しており、官能検査等の調査で風味に違いがあることが指摘されている。そこで慣行栽培野菜と比較しながら、有機栽培野菜の品質面での特性を明らかにする。9年度は千葉県内で、慣行栽培、有機栽培、自然農法で栽培されたダイコンの辛味成分と切断時の揮発性成分を比較した。辛味成分量は慣行栽培に比べて有機栽培で1.2倍、自然農法で2.0倍であった。揮発性成分の比較では、主要揮発性成分の一部に量的違いがみられ、この成分は慣行栽培のものに比べると有機栽培で1.5倍、自然農法では約2.5倍の存在が認められた。これらのことから、有機栽培により辛味成分、揮発性成分が増加し、自然農法では特に増加が著しくなることが分かった。10年度は同様に栽培法の違いがニンジンの揮発性成分特性に与える影響を調べる。 |
カテゴリ | 有機栽培 加工 だいこん にんじん |