低温及び高圧法利用による貯穀害虫防除新備蓄システムの確立(109)

課題名 低温及び高圧法利用による貯穀害虫防除新備蓄システムの確立(109)
課題番号 1998003983
研究機関名 食品総合研究所(食総研)
研究分担 流通保全・貯蔵害虫研
研究期間 完H07~H09
年度 1998
摘要 米の貯蔵・流通過程における害虫類による品質劣化と損耗問題は米穀の安定供給に関わる重要課題である。本課題では、安全性の高い低温貯蔵法と二酸化炭素加圧法を応用し、害虫防除システムを確立する。9年度は、■コクゾウムシの系統間の低温耐性の有無、■コクゾウムシの野外越冬の可否、■新規導入高圧処理装置による未成熟期害虫の殺虫条件の設定と処理米の食味への影響、の三項目について調査した。その結果、■12.5℃以下では系統間差異なく全て次世代を生じなかった。■トラップ調査でコクゾウムシ成虫の野外越冬が明瞭となった。■コクゾウムシの卵とコナナガシンクイムシの幼虫は、未成熟期害虫種間で最大の耐性を示し、完全致死に要する圧力と時間の関係は20Kg/cm2×60min.、25Kg/cm2×20min.、30Kg/cm2×10min.であった。致死条件で処理した直後の米の食味は、無処理に比べ明確な差異はなかった。
カテゴリ 病害虫 害虫 加工 耐寒性 防除 良食味

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