課題名 |
木材成分利用率の高い担子菌(226) |
課題番号 |
1998004102 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研)
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研究分担 |
生物機能・細胞機能研
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研究期間 |
継H08~H10 |
年度 |
1998 |
摘要 |
木材腐朽菌の難分解多糖(リグニン等)分解酵素類は、地球資源循環の重要な一環を担い、このうち、フェノール酸化酵素(POase)は、系統分類、酵素利用、育種等、様々の分野で注目されている。本課題では、POase高活性ヒラタケのDNAを、ネナガノヒトヨタケに導入処理して得た高活性株(当室の実験)や、低活性変異株、無活性株等の特性評価を行って、POase高活性株育種を行っている。8年度に、DNA導入処理ネナガノヒトヨタケ株から5種のPOaseを精製した。9年度に、ヒラタケPOaseの免疫抗体を作出し、上記5種のPOaseとWestern blottingを行った結果、3種に結合バンドが見られ、無精製培養液でも、DNA導入処理株にのみ結合バンドが現れた。精製ヒラタケPOaseN末端解析と既報文献からプライマーを作り、ヒラタケPOaseのゲノム遺伝子とcDNAのクローニングを行い、cDNA全配列を含むと思われる増幅画分を得、塩基配列解析と導入実験を行っている。
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カテゴリ |
育種
木材腐朽菌
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