昆虫・植物循環伝搬微生物の宿主内増殖機構(87)

課題名 昆虫・植物循環伝搬微生物の宿主内増殖機構(87)
課題番号 1998003567
研究機関名 蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研)
研究分担 生体情報・共生媒介研(上席)
研究期間 継H05~H10
年度 1998
摘要 各種昆虫・植物循環伝搬微生物の諸性状について検討した。クワ葉面から分離され、昆虫内でよく増殖するエンテロバクターMul1株のプラスミドpMUL1の機能を明らかにした。このプラスミドはストレプトマイシン等5種の薬剤に対する耐性遺伝子をもち、かつ伝達能があり、葉面細菌等に移行して、薬剤耐性を付与させた。また、チャバネアオカメムシから2種の腸内細菌を分離し、薬剤耐性遺伝子マーカーを付与させた後、それらの体内増殖の様相を明らかにした。特に、1種の細菌は、成虫産卵期に接種すると次世代へ移行することを初めて確認した。一方、クワ萎縮病の媒介昆虫の唾腺等各種器官にファイトプラズマとは異なる未知の共生細菌を電子顕微鏡観察により発見した。
カテゴリ 萎縮病 カメムシ 薬剤 薬剤耐性

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