課題名 | 養液栽培系における有害微生物防除方法の開発(102) |
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課題番号 | 1998001609 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
施設生産・環境制御研(上席) |
研究期間 | 継H08~H10 |
年度 | 1998 |
摘要 | 病原性大腸菌O-157によるカイワレダイコン種子汚染が疑われたことから、種子消毒法について検討した。非病原性の大腸菌2種類をそれぞれ接種した種子を、通風乾燥機内で75℃で乾熱し、7日間に渡って毎日、種子の大腸菌数を計数した。その結果、JCM1649菌株は4日間の処理で完全に殺菌できたが、CE273菌株は7日後でも菌が生存していた。そこで乾熱温度を80℃にまで上げたところ、6日目で菌が検出されなくなった。しかし、この乾熱処理条件下ではカイワレダイコンの発芽勢が低下した。以上の結果は、菌株によって耐熱性が異なることを示し、供試菌株の選定が重要であることを示している。 |
カテゴリ | 病害虫 かいわれ 環境制御 乾燥 種子消毒 だいこん 肥培管理 防除 養液栽培 |