課題名 | 農産物の健康機能性の評価(43) |
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課題番号 | 1998003029 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
作物開発・品質評価研 |
研究期間 | 完H07~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | 生体内の糖・脂質代謝を活発にして糖尿病や高脂血症を改善する作用を農産物中に見いだす目的で、前駆脂肪細胞を用いてその脂肪細胞への分化に及ぼす農産物の影響を評価した。ニンジン、ダイズなどの抽出物は前駆脂肪細胞の分化を促進し、一方、ナス、シメジなどは反対に分化を阻害することが分かった。ニンジンの活性成分であるβ-カロテンと類縁のリコピン、β-クリプトキサンチン、ゼアキサンチンなど他のカロテノイドにも活性が認められ、分化促進作用はプロビタミンAとしての作用とは異なるものと考えられた。β-カロテン(10μM)で処理した細胞のインスリン感受性グルコース取り込みは対照の約6倍に上昇していたことより、β-カロテンはインスリン感受性を上昇させ、糖・脂質代謝を活発にさせることが分かった。 |
カテゴリ | 機能性 大豆 なす にんじん |