課題名 | 切り花の価格形成要因とマーケティング戦略のあり方の解明(72) |
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課題番号 | 1998002423 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
総合研究・総研5 |
研究期間 | 完H07~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | 価格変動の激しい切り花では、市場価格の変動メカニズムの解明が産地のマーケティング戦略を策定する上で重要である。岩手県N農協産リンドウを対象に、市場価格の変動要因を分析するとともに、消費者調査を行って、今後のマーケティング戦略のあり方を検討した。その結果、今後のリンドウ産地のマーケティング戦略として、ブランド化した「仏花」としてのリンドウを維持しつつも、「仏花」であるために盆や彼岸の需要期に出荷が間に合わない場合の価格の低迷という価格形成のリスクの緩和を図るために、白・ピンク等の品種や規格外品を積極的にカジュアルフラワーやアレンジメント用として流通させるマーケティング戦略が有効なことを明らかにした。成果の一部は平成9年度総合農業経営部会の研究成果情報等として公表予定。より具体的な戦略策定には、産地側でサンプル数や被験者数を拡大して分析を進めることが、今後の課題として指摘できる。 |
カテゴリ | 経営管理 栽培技術 出荷調整 水田 中山間地域 品種 りんどう |