エンドファイトによるアブラナ科野菜類の土壌病害発病抑止機構の解明（１７８）

• 課題番号: 1998002529
• 研究機関名: 東北農業試験場（東北農試）
• 研究分担: 総合研究畑地利用・総研３畑病虫研流通利用研
• 研究期間: 単Ｈ０９～Ｈ０９
• 年度: 1998
• 摘要: アブラナ科野菜類における土壌病害の生物的防除技術を開発するために、エンドファイト（植物体内共生菌）を探索し発病抑止機構を検討した。キャベツ萎黄病に対して、エンドファイトと認められた本病原菌の病原性喪失菌をキャベツ苗に前接種すると発病抑止効果があった。処理方法として、セル育苗では切溝潅注法が株元潅注法よりも効果が高かった。ハクサイ根こぶ病に対して、エンドファイト２菌株は発病抑止効果があった。処理方法として、セル育苗の培土にあらかじめ混和してハクサイを播種する培土混合法が浸漬法よりも効果が高かった。成果は日本植物病理学会及びアメリカ農学会で公表するとともに、１０年度からの地域総合研究で活用し研究を進展させる。
• カテゴリ: 病害虫 あぶらな 萎黄病 育苗 害虫 キャベツ 生物的防除 はくさい 播種