課題名 | 鹿における飼料利用性の評価と給与技術の開発(228) |
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課題番号 | 1998002578 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
草地・飼料調製研 |
研究期間 | 完H06~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | ニホンジカの畜産的利・活用を促進するため、基礎データが欠落している舎飼い飼養下での飼料利用性・消化機能特性並びに成長・増体に要する栄養要求量を明らかにしようとした。その結果、成長時でも冬期に飼料摂取量・増体量の低下を示す季節反応性が認められ、粗飼料の消化率でも易消化性成分はメン羊と差はないものの、繊維質成分では低い傾向にあった。これは消化管内の飼料通過速度がメン羊より早い結果とも合致するものであった。一方、日増体量とTDN摂取量との間に単回帰式が得られ、維持に要するTDN量とともに成長時での増体量に応じたTDN給与量の推定が可能となった。これらの成果はニホンジカの飼養マニュアル作成上の貴重な資料となるが、季節反応性については今後さらに栄養・生理的な解明が必要である。 |
カテゴリ | 飼料作物 飼料利用性 中山間地域 肉牛 羊 |