課題名 | 冷害発生に重要な四分子細胞カロース膜溶解過程の解明(269) |
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課題番号 | 1998002622 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
地域基盤・生理生態研 |
研究期間 | 単H09~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | ユリ葯から四分子細胞カロース膜溶解酵素β-13-グルカナーゼ(β-Glu)の単離・精製を目指した。イオン交換クロマトグラフィーによるβ-Glu活性画分のクロマトフォーカシングにより、ユリ葯β-Gluは等電点5.3であり、ゲルろ過クロマトグラフィーの溶出パターンから分子量を約27000と算定した。葯からの酵素単離には量的に困難があったため、ユリ葉からのβ-Glu精製酵素を得ることを先行した。ユリ葉のβ-Gluを各種クロマトグラフィーにより精製した結果、分子量は約32000であり、転写膜上のスポットのN末アミノ酸配列は既知の植物β-GluのN末アミノ酸配列と類似していた。今後抗体を調製後、ユリ葯の準超薄切片の免疫組織化学的手法によりβ-Gluの機能解析をすすめるために、経常課題に引き継ぐ。 |
カテゴリ | 凍害 ゆり |