課題名 | 島しょ部温州みかん産地における省力化技術導入の経営経済的効果の解明(7) |
---|---|
課題番号 | 1999002996 |
研究機関名 |
中国農業試験場(中国農試) |
研究分担 |
総合研究・動向解析研 |
研究期間 | 完H08~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 島しょ部傾斜地の温州みかん作経営を対象としてスピードスプレイヤ導入の効果について体系(慣行、SS)別に線形計画モデルを構築し、SS導入の経営経済的効果を試算した。温州みかん作付けの限界規模は、慣行体系213a、SS体系258aで、SS導入により限界規模が約45a(21%)拡大する。農業経営費は、135a以上の規模でSS体系が有利になる。しかし、135a以上の規模でも両者の格差は大きくない。10a当たりの農業粗収益は全ての規模において慣行体系の方が高い。農業所得は限界規模においてSS体系471万円、慣行体系705万円であり、慣行体系の方が高く、SS体系は有利とは言えない。しかし、作業が困難で危険を伴う防除作業の軽労化という観点から、その意義が求められる。 |
カテゴリ | 病害虫 温州みかん 経営管理 傾斜地 軽労化 省力化 中山間地域 防除 |