課題名 |
ばれいしょ優良品種の育成(79) |
課題番号 |
1999002307 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試)
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研究分担 |
生産環境地域基盤畑作センタ・線虫研馬鈴しょ研品質生理研
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研究期間 |
完H03~H10 |
年度 |
1999 |
摘要 |
ばれいしょは生食用、食品加工用及びでん粉用として利用され、各種用途向けの多様な要望に応えるため優良品種の育成を行ってきた。栄養繁殖性作物の育種法により、優良母本の選定と交配、実生養成と栄養系世代の選抜を行い、初期では質的な形質を中心に、中後期では量的な形質を中心に選抜を実施した。病害虫抵抗性と品質関連の選抜は、専門分野研究室の協力により行い、病害虫抵抗性検定と系統適応性検定試験は、指定試験事業により道県立農試で行い、北海道の奨励品種決定試験に供試して実用性の評価を行った。旧課題「ばれいしょ育種(12~2年度)」から引き継いだ育成途中系統の選抜・評価を進めて優良品種の育成を行い、いもの早期肥大性に優れる「とうや」(ばれいしょ農林31号、4年)、高でん粉赤皮の「ベニアカリ」(ばれいしょ農林33号、6年)、大粒で難緑化の「さやか」(ばれいしょ農林36号、7年)、早期肥大性でん粉用の「アーリースターチ」(ばれいしょ農林37号、8年)を育成した。新配布系統は、シスト線虫抵抗性を有する赤皮黄肉食用の「北海86号」、S.vernei(445)由来のポリジーンによるシスト線虫抵抗性でん粉用の「北海87号」を育成した。更に特性の改良が進んだ選抜系統を育成し試験を継続中であり、経常の新規課題に引き継いで育成をする。またマイクロチューバ及び種子播きばれいしょの栽培評価試験を実施した。
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カテゴリ |
育種
害虫
加工
加工適性
寒地
水田
抵抗性
抵抗性検定
ばれいしょ
繁殖性改善
品種
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