課題名 |
そば有限花序性系統の育成(94) |
課題番号 |
1999002317 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試)
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研究分担 |
畑作センタ・遺伝資源研
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研究期間 |
止H08~H12 |
年度 |
1999 |
摘要 |
9年度に引き続き10年度も「キタワセソバ」および「キタユキ」の有限花序性系統について、圃場試験を行った。各有限花序系統は、開花期、成熟期等、早晩性とも、ほとんど親系統と相違なかった。登熟の斉一性も親系統と相違なかったが、草丈は低く、倒伏抵抗性に優れていた。キタユキの有限花序系統は、親系統に比較して収量が低かったが、キタワセソバの有限花序系統では、キタワセソバ並か、それ以上の収量性を示し、近交弱勢はあまり現れなかった。以上より、そばにおける有限花序性はそば育種において有望な形質であることが確認された。また、有限花序性系統を母本とした多数の系統の世代更新、選抜も行った。10年度は計画通り進み、「そば新品種の育成」における生産力検定試験でも有限花序性系統が有望であることがわかったので、11年度からは品種育成のためのより具体的な特性評価と諸系統の選抜・増殖を促進するために、本課題は10年度で中止とし、新規プロジェクト課題「機械化収穫適性有限伸育性品種の開発」において研究を進展させる。
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カテゴリ |
育種
加工適性
寒地
機械化
新品種
水田
そば
抵抗性
品種
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