課題名 |
マイクロチューバの圃場栽培高適性品種の育成 |
課題番号 |
1999002326 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試)
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研究分担 |
畑作センタ・馬鈴しょ研
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研究期間 |
新H11~H13 |
年度 |
1999 |
摘要 |
ばれいしょは種いもを用いる栄養繁殖であるため、種苗の増殖率が10~20倍と低く、ウイルス病など種いもに内在する病気による収量や品質の低下が問題となる。このため無病種いもの安定供給が、種苗管理センターを核とする採種体系によりなされているが、品種の需要変化に種いもの供給が対応しきれない状況にあるため、急速増殖の可能なマイクロチューバ(MT)の利用が検討されている。しかしMTは1g前後と通常の種いもに比べ僅かに小さいため、生育遅れや不揃いなどの問題がある。このため極小さい種いもからでも生育して十分な収量が得られるような適性を有する品種の開発を行う。このために内外の主要品種と基幹母本系統について、MTを種いもとして圃場で栽培したときの生育特性と収量性を明らかにし、MTの圃場栽培適性の高い系統を母本として交配を行い、MT適性の導入と農業形質の向上をはかる。将来的には、極小粒のMTを種いもとして、圃場において十分な生産性の得られるMT適性系統を選抜し、品種の需要に応じた急速増殖が可能で、単位面積当たりに必要な種いもの重量が極少ないことによる貯蔵と輸送のコスト削減が可能な品種育成を目指す。
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カテゴリ |
加工適性
寒地
コスト
水田
ばれいしょ
繁殖性改善
品種
輸送
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