耐穂発芽性品種系統の休眠形成機構の解明(127)

課題名 耐穂発芽性品種系統の休眠形成機構の解明(127)
課題番号 1999002362
研究機関名 北海道農業試験場(北海道農試)
研究分担 畑作センタ・麦育種研品質チーム
研究期間 完H08~H10
年度 1999
摘要 北海道では小麦収穫前後の低温での降雨による穂発芽が大きな問題となっている。本課題では穂発芽耐性の異なる品種を用いて、種子吸水時の温度と穂発芽の関係を解析した。穂発芽易品種は子実水分45%の黄熟期から、低温と同様に常温でも穂発芽しやすくなるのに対して、耐性品種は子実水分25%の枯熟期まで常温では穂発芽せず耐性を高く保った。しかし、耐性品種でも低温下では子実水分35%の完熟期以降には穂発芽率が急速に高まり、この条件下での穂発芽耐性は十分ではなかった。したがって、今後さらに北海道で穂発芽耐性品種の開発を進めるためには、低温下における穂発芽耐性が重要であることを明らかにした。一方、穂発芽時や低温下では各種でんぷん分解酵素の中で、α-アミラーゼが最も活性化されることを明らかにした。また、低温でのα-アミラーゼのアイソザイム構成は常温と同様のパターンを示すことから、低温によって特異的に誘導されるα-アミラーゼ遺伝子の発現は無いと推定されたが、低温に反応してα-アミラーゼを誘導するシグナル機構の解明は今後に残された。
カテゴリ 寒地 小麦 品種

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