課題名 |
キュウリモザイクウイルス(CMV)弱毒株の大量接種法の開発(284) |
課題番号 |
1999002512 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試)
|
研究分担 |
生産環境・ウイ病研
|
研究期間 |
完H09~H10 |
年度 |
1999 |
摘要 |
サテライトRNAを利用したキュウリモザイクウイルス(CMV)弱毒株によるトマト栽培でのCMVの防除を目的として、一般農家に弱毒ウイルス接種トマト苗を大量に供給する方法の確立のため、北海三共株式会社と共同研究を行った。ヘルパーウイルスの増殖用植物はペポカボチャが適していた。大量接種法について検討したところ、ヘルパーウイルスと弱毒株の純化液を噴霧ローラー接種法によって混合接種する方法が優れていた。弱毒ウイルス接種後、短期間でサテライトRNAの有無をPCR法で検出する方法を開発した。また、北海三共で育苗したセル形成苗に弱毒株を接種し、現地農家圃場で生育と収量を調べたところ、農家育苗トマトと同様に良好な生育を示した。さらに、CMVの感染によって激しいモザイク症状を呈したトマトに弱毒ウイルスを接種したところ、CMV増殖量が低下し、モザイク症状が軽減する現象を発見した。
|
カテゴリ |
病害虫
育苗
害虫
かぼちゃ
寒地
きゅうり
トマト
防除
モザイク症
|