課題名 |
ナラタケ属菌の病原性とならたけ病発生条件の解明(108) |
課題番号 |
1999004784 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
森林生物・樹病研
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研究期間 |
継H08~H11 |
年度 |
1999 |
摘要 |
小川学術参考林にて1998年10月と11月に子実体発生調査を行い、Armillaria gallica および A. mellea の発生位置を記録した。つくば市赤塚公園サクラ並木にてナラタケモドキ子実体の発生位置を1997年7月と1998年8月に調べたところ、両年ともにほぼ同じ場所、主にサクラ衰弱木もしくは伐根からの発生が見られ、病原性を発揮している可能性が示唆された。クロマツ実生苗に1995年6月に日本産 A. mellea 2菌株または A. ostoyae 1菌株をを培養したナラ枝片1本ないし10本を接種し、1998年まで経過を観察した。その結果、A. mellea 接種源10本区では1996年3月から1997年7月の間にすべての苗木が枯死し,対照区を含む他の区には枯死は見られず、日本産 A. mellea のクロマツへの病原性には、inoculum potential が密接に関与すると考えられた。一方、A. ostoyae はこの試験では枯死を引き起こさず、病原性における inoculum potential の影響は不明であった。
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カテゴリ |
管理技術
さくら
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