課題名 | 遺伝子保存のための天然林調査-稀少樹種・ヤクタネゴヨウの繁殖実態と保全(439) |
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課題番号 | 1999005112 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
生物機能・集団遺伝研生態遺伝研(科長) |
研究期間 | 継H10~H12 |
年度 | 1999 |
摘要 | 屋久島におけるヤクタネゴヨウ集団の繁殖実態を明らかにするため、栗生地区の2プロット内の個体の分布と着果量および種子生産等を調査した。、ヤクタネゴヨウは尾根筋を中心に24~70個体が分布しており、これらが十分に着花すれば相当量の種子生産が期待できる分布状況であった。しかし、着果量は全体に少なく、球果あたりの種子数も平均0.4~5.5と極端に少なかった。これは、球果が十分に受粉していないためで、着花量が不十分であることが示唆された。一方、自然状態での更新も尾根上部のごく限られた区域でしか認められず、自然状態での更新に問題があることが示唆された。 |
カテゴリ | 遺伝資源 受粉 繁殖性改善 |