希少種保全のための遺伝管理マーカーに関する研究(512)

課題名 希少種保全のための遺伝管理マーカーに関する研究(512)
課題番号 1999005188
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 生物機能北海道・遺伝研集団遺伝研
研究期間 完H09~H10
年度 1999
摘要 栽培品の流通により稀少植物の盗掘圧を減らす目的で「種の保存法」で特定稀少動植物が指定されている。その際、野生品・栽培品等の遺伝管理技術を確立する必要がある。本研究ではDNAマーカーの1種SSRを用いて稀少植物サカイツツジの個体識別を試みた。シャクナゲ由来の7つのSSRの内、4つが多型で30個体中に18クローン型を認めた。同一クローン型は無性繁殖によると考えた。この結果はSSRが稀少植物の遺伝管理マーカーとして優れていることを示した。SSR遺伝子型決定手法を比較した。4塩基繰り返しのSSRは2%GTGアガロースゲルなど簡便な手法で分離したが、2塩基のものはキャピラリー式自動遺伝子型決定装置の利用が必要であった。稀少植物のSSR開発を試みたが最終的にマーカー化には至らなかった。
カテゴリ 管理技術 DNAマーカー 繁殖性改善

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