| 課題名 | 広葉樹稚樹の水分特性の解明(576) |
|---|---|
| 課題番号 | 1999005261 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
| 研究分担 |
東北・育林研 |
| 研究期間 | 完H06~H10 |
| 年度 | 1999 |
| 摘要 | 砂耕栽培によって育てたトチノキ(1995年に測定)とミズナラ(1998年に測定)の当年生苗の第1葉のP-V曲線を比較した。ミズナラは土壌水分不足に対して葉の水を吸い上げる能力を高める反応を示した。トチノキは、土壌水分が低下したときに水を吸い上げる力が弱くなる反応を示した。両種の自然分布のパターンは、土壌水分に対する反応の差異で説明できる可能性がある。樹冠の十分閉鎖した渓畔林と上方斜面林にプロットを設定し、ブナとイタヤカエデの実生の動態を調査した。どちらの樹種も当年の段階で渓畔域での生残率の方が高く、その差はイタヤカエデにおいてより顕著であった。これは成木の分布パターンと対応していた。以上のように、天然林での樹種の分布の偏りは、水分環境に影響されている可能性が認められた。成果は広葉樹の施業を考える上での基礎的な資料となる。 |
| カテゴリ | かえで 経営管理 |