課題名 |
山岳地における表層雪崩の予測法の開発と検証(687) |
課題番号 |
1999005375 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
関西十日町森林環境・水資源研防災研防災林研(主研)
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研究期間 |
完H09~H10 |
年度 |
1999 |
摘要 |
表層雪崩の発生予測に必要な降雪深や積雪の鉛直密度分布は、積雪深と降水量が精度よく測定できれば、推定が可能である。そこで、太陽電池とバッテリーで超音波積雪深計が作動するように工夫し、交流電源のない山岳地で積雪深の自動計測を可能にした。一方、降水量については積雪重量計の増加量で代用し、得られた積雪深と降水量から降雪深と密度の鉛直分布を推定した。実測値との比較の結果、雪崩の発生予測に役立てるには、降水量の測定精度の向上が必要と考えられた。また、雪崩発生とこれら諸量との関係は、研究期間中に雪崩が発生しなかったため、1996年冬に起こった雪崩について近くの気象観測データを用いて考察した。その結果、表層雪崩は最高気温-6度以下、日降雪深60~80cm以上、積雪深200cm以上の時に起こりやすいことがわっかた。(2-2-3)
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カテゴリ |
管理技術
自動計測
中山間地域
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