課題名 | モモ、ナシ等果実の成熟・老化過程における生理機能の解析と制御技術の開発(146) |
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課題番号 | 1999001535 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
育種・品質化学研 |
研究期間 | 継H07~H11 |
年度 | 1999 |
摘要 | 貯蔵果実では蒸散にともなう水分損失が品質低下の主要な要因の一つと考えられている。そこで、モモとオウトウ果実の呼吸、エチレン生成、蒸散に対する湿度の影響を検討した。呼吸量は、モモでは湿度の低下とともに減少したが、オウトウでは高湿度域と低湿度域で多く、その中間的な湿度域では少なくなった。エチレン生成量は、モモでは低湿度域でやや多く、オウトウでは呼吸量の傾向と同様に高湿度域と低湿度域で多い傾向であった。蒸散量は相対湿度が高くなるほど急激に低下した。オウトウでは高湿度で呼吸、エチレン生成とも多くなるが、蒸散量が非常に少なくなり水分損失の少ないことが品質保持に有効であると考えられた。 |
カテゴリ | おうとう 鮮度保持技術 品質保持 もも |