課題名 |
熱帯天然林伐採方法の検討(105) |
課題番号 |
1999004455 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ)
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研究分担 |
林業(マレイシア森林研究所主研)
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研究期間 |
延H08~H11 |
年度 |
1999 |
摘要 |
熱帯林の持続的森林経営に資するため,伐採インパクトの低減問題に取り組んでいる。1)林地撹乱の経年変化に関しては、集材路や土場などの伐開幅の大小に、その後の土壌水分状態が過湿または過乾燥状態に進む条件となる閾値が存在しそうであり、数値的検討を進めている。2)トレンガヌ州有林の伐採予定地の中に、(1)従来型ブルドーザ集材、(2)改良型ブルドーザ集材、(3)架線集材の比較試験地(30ha~50ha)を設けた。これらの試験地では、伐採前の林分調査、集材のインパクト(強度別攪乱分布・集材路の配置)の他、コスト・効率などの比較調査を実施している。(1)の結果からは、集材路の作設が必要以上に多く行われて、攪乱面積が増加している傾向が見られた。(3)では、FRIM以外にマレイシア連邦森林局が共同研究に加わっており、架線集材の択伐利用と、それに適したタワーヤーダの開発を実施している。「集材路の作設を主尾根上に限定し、重機械を斜面や沢に入れない」こととし、低インパクトで機動的な架線集材方式の開発を目指している。
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カテゴリ |
乾燥
経営管理
コスト
しそ
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